意味ネットワーク理論によることば育て

 私も、公務員を辞めてこの道に入って早15年過ぎました。
そのなかで、一貫して考えてきたことの一つに「ことば」をどうやって伸ばしていこうかということがあります。LD児等の軽度発達障害児の特徴の一つとして「ことば」がなかなか伸びてこないということがあります。
 そのひとつに、物質と名まえとの固着ということがあると考えています。たとえば、「はと」の絵を見せて「これはなにですか?」と問うと「はと」と答えることはできるのですが、その特徴などをいってもらおうとすると、それが答えられないことが多いものです。
 この「はと」の例だと、「鳥」「飛ぶ」「くちばし」等のことばが出てくることが望ましいわけですが、どうもそういうことばが連なって出てこない。ピアジェのことばを借りるなら「属性」が解っていないということになります。
 「ことばの理解」ということを認知心理学的に言うなら、コリンズとキリアの提唱した「意味ネットワーク理論」がその知識構造を表していてぴったりのモデルだと思います。
 この「意味ネットワーク理論」に基づいた教材が作れないものかと考えていたのですが、2年ほど前、通信指導をしていた子どもが、たまたま一つのことばから線を引いてその先に関係したことばをつける「ことば遊び」をしているのを見て、これだとひらめき、「ことばの枝を広げよう」というプリントを作りました。
 これはなかなか子どもたちに好評で、現在までも続いている人気プリントとなっています。教材作りも、子どもたちが喜んで取り組んでくれるようのものを作るのはなかなか難しく、すべてがうまくいくとはかぎらないのが現状ですが、これはうまくいったなあと思っているプリントの一つです。

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