「遊育療法」

「遊育療法」

 子ども達は日々の遊びを通して、様々な能力を獲得していきます。軽度発達障害児にとっても遊びはそれを通して様々な能力を獲得していく場です。私たちの活動は「遊び」を通して軽度発達障害児の「発達の遅れ」や「能力の弱い部分」を高かめていく指導を行うことです。
 ただし私どもが行っております「遊育」はただ単に発達のゆがみをただすだけではありません、軽度発達障害児の特性には、「こだわり」「転導性」「自閉傾向」「言葉の遅れ」「社会性の弱さ」「人間関係やコミュニケーション能力の弱さ」があり、それが「算数・国語の教科学習のつまずき」を生む要因となります。遊育療法の中心的な役割として、軽度発達障害児特有の特性を「遊び」を使って抑制することがあります。
 「こだわり」に例をとって考えてみましょう。こだわりがあるために、幼児期の発達にとって非常に重要な時期において、長い間ある特定のものにこだわる傾向が強くなります。そうなると、バランスのある発達が妨げられ、特定の能力だけが強くなるという「発達のアンバランス」がおこってきます。そうすると、日頃の遊びや様々な経験・体験から得られる知識が乏しくなり、それが国語・算数などの教科学習に必要な学習レディネスや社会性が不足する原因になります。
 その対策としては、こだわりのある子どもには、そのこだわっている世界から抜け出せないわけですから、それ以上に楽しい・うれしい経験・体験を与えてあげられれば、そのこだわっている世界から抜け出すことができるのです。その手段として「遊育」があります。遊育指導をすることで、こだわりを少なくしてあげれば、その子どもがもっている特性が、次第に変化が見られるようになってき、こだわっているものが次々と変化していきます。変わるたびにこだわりが少なくなり、最終的には個性の範囲内にまで収まるようになります。


               津田 誠一 発達・学習研究会

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