大津での講演会が決まりました

大津での講演会が決まりました
講師:津田誠一
日時:5月23日(日)
  13:30~ 16:30
場所:コラボしが21(会場TEL:077-511-1400)
 〒520‐0806 滋賀県大津市打出浜2-1
参加費:2000円

がんばれ受験生

 ご承知の通り明日からセンター試験が始まります。
今までも何人か大学受験をし、合格した子どもさんを指導してきましたが、
センター試験を受け国立大学を受験しようとする子どもさんは初めてです。
国立大学を目指す子どもさんを当スクールからから出すというのは一つの夢でした。
がんばってほしいものです。

本ができあがりました

久々の更新です。下記のとおり本ができあがりましたのでお知らせします。

特別支援教育における課題


皆さん、学校における特別支援学級の指導だけで本当に大丈夫でしょうか?
お子さんの発達は学校任せでいいのでしょうか?
今回私たちの答えとして「親子で取り組む遊育療法」を出しました。
学校には学校の、民間には民間の役割があります。
我が子に何かできるのではないかとお悩みの親御さん是非ともお読み下さい。
『親子で取り組む遊育療法』
著 者   津田誠一
発 行   発達・学習研究会
       岡山市津島南1-1-4
       電話086-256-0630
 自費出版のため一般書店では手に入りません。当スクールへ直接メールでお求めください。


本の申し込み方法


お申し込みは下記までお願いします。


 『親子で取り組む遊育療法』A5版 46ページ
   定価          500円(税込み)
   送料 1冊分     150円
   合計          650円

◎メールでの予約お申し込み

お申し込みの手順は次の通りです。
メールにて申し込みの場合
必要記入事項
1.『親子で取り組む遊育療法』希望
2.郵便番号
3.住所
4.お名前
5.ふりがな
6.電話番号
7.メールアドレス
2.スクールより本発送(振替用紙同封)

3.同封の振替用紙で料金振り込み


メールでのお申し込みは下記までお願いします。

dlschool@mue.biglobe.ne.jp


◎郵便振替での申し込み

郵便振替にて下記の料金を振り込んでください。
 なお、通信欄に「『親子で取り組む遊育療法』冊子希望」とお書き下さい。
【定価】500円 【送料】150円
【合計】650円を下記口座へお振り込みください。
【郵便振替】 口座番号:01360-7-19453
       加入者名:岡山D&Lスクール
※ お手数ですが、手数料はご負担ください。


 尚、お振り込みされてから、振り込み通知が届くまで10日前後かかりますので、
お手元に届くまでにお振り込み日から2週間以上かかる場合があります。その点ご承知おきください。

7月はADSLの回線を変更をします

 7月は、ADSLの回線を変更します。
これに伴いまして、メールが届かない場合が考えられます。
約2週間を予定しております。
5日を過ぎても返事がない場合は、お電話にてご確認ください。
電話番号は
086-256-0630
です。
 ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。

きのうのNHK教育テレビで

 昨日のNHK教育テレビの番組で
大阪府立柴島高等学校の教育の取り組みが
紹介されていました。
 対人関係に苦手な部分をもっている生徒さんが頑張って
自己紹介をしていましたね。
 また、体育祭での活躍している様子が描かれていました。
私が高校生活を送っていた約40年近く前とは様子が
かなり違いますね。

重要なお知らせ

 来月7月は、ADSLの回線を変更します。
これに伴いまして、一時期メールが届かない場合もあります。
5日を過ぎても返事がない場合は、お電話にてご確認ください。
電話番号は
086-256-0630
です。
 ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。

岡山県立岡山瀬戸高等支援学校

 来春開校する「岡山県立岡山瀬戸高等支援学校」
私などはあまりくわしいことは知りませんが、親御さんの
期待も大きいようです、うまくいくことを願っています。
そういえば、今月は学校説明会があるようですね。

新入学おめでとうございます

 色々といそがしくしておりなかなか更新ができません。
さて、4月になり、お子様も入学、進級と新しい環境に
慣れるまでが大変だろうともいます。
 こういった時期ですから、子どもさん、親御さん共に
ある意味不安な時期ではないでしょうか。
 そういった意味では、担任の先生も子どもさんの状態を
掴むのに同じように神経をお使いだと思います。
 ですので、できれば今月中もしくは来月の早い時期までに
一度担任の先生にお話しをしに行かれるのが良いと思います。
昨年中学に入学されたお子さんのおかあさんから経験談として
お話し伺いました。

講演会無事終了しました

 昨日ふれあいセンターで行いました講演会無事終了しました。
宮川先生の乳幼児の発達についてのご講演本当に勉強になりました。
またディスカッションでのご丁寧なお応え、本当にありがとうございました。
またおいで頂きました皆様熱心にお聞き頂きありがとうございました。

橋渡し

今日は昼から、15年ほど前、中学生だったころ指導させて頂いた方をつれて、
若者自立支援をしていらっしゃる方のところへいってきました。
なかなか就労できないでこまっていらっしゃるようなので、
少しでもお手伝いができればと思ってのことです。
うまくいけばいいのですが。

資料をおわたししました

 さほど相談においでになりましたので、
資料をおわたししました。
 「どこへ相談したらいいのか分からなかったので
助かります。」といって頂けました。
 できる限りの援助をすることをお約束してわかれました。
うまく就労に結びつくといいのですが。

就労支援の資料をもらいました

今日は市役所へ行って障害福祉課・岡山市社会福祉協議会へおじゃまし就労支援を行っている所を紹介してもらいました。明日ご相談にこられる方に、もらってきた資料をおわたししようと思っています。
 ご興味お有りの方いらっしゃいましたら、お知らせ願えれば、メールででもお送りします。

偶然

 最近、まったく予期しないところで、以前指導させて頂いていたかたに
お会いすることが増えてきました。
 今日は偶然にも、小・中・高と足かけ9年にわたって指導させて頂いていた
子どもさんに駅前で会い ました。いまは物流の会社に勤めているとのことでした。
今日は休みでショッピングだったようです 。
 このご時世ですが、一生けっんめいまじめに働いているようでした。
何はともあれ元気そうにして いて何よりでした。

ある相談

 昨日、小学生のとき指導させて頂いていたかたのお母さんから
お電話を頂きました。
 昨年お電話させていただいていたときは、「元気に勤めをしています。」
と言うことだったのですが、その後の金融危機に始まる世界的な
景気後退のあおりを受けて、
「自宅待機の日が増えたので、先行きについて不安があります。
将来のことについて相談したいのですが。」
と言うことでした。
 「ワードとエクセルぐらいなら基本的なことはお教えできますよ。
また、就職支援をしているところとも繋がりができましたので、
ご紹介もしますよ。」というお話しをさせて頂きました。
全力で、サポートをしていきたいと思います。

連携にむけて

 本日、あるNPO法人の方とお話しをしてきました。
私どもの持っているノウハウを活用したいということで、
どういったやり方があるのかについて第一回目のお話しをしてきました。
まだ始まったばかりなので、皆さんにお話しできる段階ではないのですが、
 「認知リハビリ」を行うというものです。
 これからどんどんとお話しを煮詰めていって具体的なところまで持っていきたいと思っています。
 今年のテーマが「連携」なので、さっそくそのお話しが頂けて喜んでいるところです。
 そのほかにも連携させて頂けるところとどしどし連携したいと思っています。

今年もよろしくお願いします

 明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

 今年は「連携」の年にしたいと思っております、。
様々な人と出会い、
皆様のお役に立て、
喜んで頂ける。
そんな年にしたいと思っております。

久々に

 たった今、偶然に7年ほど前まで来て頂いていたお子さんのお母さんにお会いしました。
小学校4年生から、高校卒業まで来て頂いていた方です。
 このお子さんが、うちから大学に入学された初めての子どもさんでした。
今は大学を無事卒業され、1年むこうの企業ではたらき、その後地元へ帰ってきて、
今年から介護の仕事をしているそうです。
 頑張ってほしいものです。

シンポジウム開催のお知らせ

 10月19日に下記の要領でシンポジウムを行います。



軽度発達障害児シンポジウム

 学校において特別支援制度がはじまって二年目を迎えております。初年度にお
ける様々な経験をふまえて対策が出てくるところでしょうか。実施一年を経過し
て、問題点並びに今後の方向性を佐藤先生に基調講演でお話しして頂きます。
 また、第二部では、期待がふくらむこの特別支援ですが、この点について行政
としてどう取り組んでこられたのか、また、今後どのような方向性ですすんでい
くのかをお聞きしたいと思います。また、学校としての独自の取り組みについて
もお聞きできればと思います。さりとて、学校が全てを負い切れるものではない
のではないでしょうか。そこで、保護者の方の意見をお伺いしながら、学校およ
び行政の守備範囲外の所で、家庭でもできる特別支援、また家庭ならではの支援
のあり方などもお話し合いの中で出てくればと思っております。

日時:10月19日 13:00から17:00

構成
一部:基調講演 「すべての子どもの学びと育ちを保障する授業づくり」
講師:佐藤 暁 先生
 岡山大学教育学部教授

二部:シンポジウム
「学校でできること、家庭でできること」
シンポジスト
佐藤暁先生(岡山大学教育学部教授)
関野茂夫先生(岡山市教育委員会指導課教育支援室長)
浜田敏子先生(巡回相談員専門家チーム・岡山聾学校)
保護者(2名出席の予定)
津田誠一(発達・学習研究会代表)

司会
田口貴春(岡山D&Lスクール代表)

場所:さんかく岡山
 岡山市男女共同参画社会推進センター
  岡山市表町三丁目14番1-201号(アークスクエア表町2階)
   TEL.086-803-3355

料金:1000円

主催:発達・学習研究会

申し込み:不要。お気軽においでください
なお、駐車場がありません。当日は公共交通機関をご利用ください。

連絡先:発達・学習研究会
 岡山市津島南1-1-4
 TEL 086-256-0630

後援:岡山市教育委員会・倉敷市教育委員会

指導について思うこと

 日々指導について思うことをメモ風にまとめましたので、
自分の備忘録ということも含めてあげておきます。

1.見る力、集中力とやる気の問題
子どもの例
①計算は好きですぐするのに、国語の問題になるとあくびをしたり、よそ見をしたりしてしまう子ども
②文を読むときに行とばしやかって読みの多い子ども
③見たことを言葉で表すのが苦手
④本読みでかって読みが多い
⑤勉強をしているとき時々ボーとしている
⑥授業中によそ見をしたり手悪さをする
⑦席立ちをしばしばする
⑧先生の話をきいていない。
⑨手悪さをすぐにはじめる
⑩席に座っているのがやっと
⑪あくびをする
⑫よそ見をする

 例えば上記のような状態のままで、いきなり学習にはいっていくことはできません。ある程度のやる気と集中力がないといくら良い教材を提示してもこれでは取りかかりのところでつまずいていてその教材にたどりつくことができません。
 私どもでも、課題への取り組みをいかにさせるのかというのが、指導を進めていく上で大きなポイントとなります。いわゆるある程度「言うことがきける状態」へもっていかなければ、本格的な指導を行うことができません。

 さて、こういったお子さんをどうしたら素直に課題にむかわせることができるのか、それを妨げているものはなにか。またどうすれば学習にむかうレディネスを付けることができるのか。
 
 こういった特徴をもつお子さんのWISCなどの結果を見ると、どのお子さんも「視覚」「視覚記憶」等といった見る力に弱さを持っている子供さんが多いことに気がつきます。
 例えばこういったお子さんの例があります。IQはかなり高く120ぐらいのお子さんですが、じぶんの興味のあることに対してはこだわりをもってしますが、苦手なことに対しては手を出そうとしないお子さんで、絵をかくのは苦手、迷路などもしようとしない。検査をしてみると、視覚、見る力が弱いという結果が出ています。 それから、課題をしている途中でわけもなく顔をあげ、関係のないほうをボーと見ているそうすると気持ちがなかなかもどらないということもあります。このお子さんに模写などをさせてみると、形がいびつになってしまうということがままあります。
 また、落ち着きがなく、すぐに席を立って歩き回る、嫌いなことにはすぐにあくびが出てやる気が減退してしまう。こういったお子さんの場合検査をしても本気でしようとしないのでそれだけでも悪い結果が出てしまいます。で、そのお子さんに記号の模写などをさせてみると、位置をあわせることができない。ことが起こってきます。
 これらのことがおこってくる原因は、一概に全ての原因を1つのことに帰するのにはいささかの抵抗感もありますが、その原因の大きな要素を占めているのは、「見る力」が弱いと言うことです。
 この場合の見るということは言うまでもないことですが、見えているかどうかという一次的なことではなく、見えているもののどこに注目したらよいのか解らない、見えているものがどういった意味を持っているのか価値判断ができないということがあります。

 こういった特徴をもっていることが原因で、行動上の問題を起こしているお子さんに対して、いくら口頭で「ちゃんとしなさい」「席に着いていなさい」「あくびをしない」などと言っても、効果がないということは言うまでもありません。むしろそのことがよくわかっていて、自分でもコントロールができないと思っているお子さんの場合は、「しようともってもできない」となり、逆に反発を招き、その子どもとの関係がこわれてしまうことにもなりません。
 ですから、最初に挙げた問題点を解決するためには、この「見る力」を付けてあげることが必要となってきます。この「見る力」が、落ち着いて勉強したり、集中して課題に取り組んだりするときのレディネスとなるのです。

 ではこのレディネスとしての「見る力」を付けるためにはどうしたらよいのでしょうか。これに対しては、様々なアプローチの仕方があると思います。例えば行動療法といったものもあります。「遊育療法」もこの1つです。私のところでは、体を積極的に動かしてということはできませんので、主にプリントを使った指導を行っています。
 それがこれらのプリントです。また、国語の漢字の練習などにも、この「見る力」を付けるための要素を取り入れています。


2.ことばの力、ことばの問題
 軽度発達障害児はことばの遅れをかかえていてこれが学習のつまずきの原因となっている場合が多いのですが、私どもが気付く主な問題点をつぎに挙げてみます。
①音読などをすると変なところで区切って読む子ども
 春に なって さくらの花が さきました。
 はる になってさ くらのはな がさきました。
②語彙が少ない
③言葉は知っていてもそれを説明できない
④知識に偏りがある
⑤色々なことを経験してもそれを言葉で表すことができない
⑥感想などを聞くといつも「楽しかった」という紋切り型の答えしか返ってこない。

 こういったことが起こってくる原因を考えてみると、やはり最大の原因は「ことばの遅れ」が原因と考えられます。このことばの遅れには大きく分けて2つあるのではないかと思っております。1つは、知っていることばの量が少ないということ。すなわち「語彙が少ない」ということです。もうひとつは、知っていることばでもその質的なものが薄いということです。この2番目のことについてはもう少し説明がいると思いますので、少し説明します。
 例で挙げている③や⑤、⑥といったところが最も関係していることですが、軽度発達障害児のもつ「ことばの遅れ」のひとつの特徴ではないかと思っています。軽度発達障害児はことばを全く知らないこともあるけれど、それよりも多いのは「ことばは知っていても、それがなにかを説明するのが難しい」という状態が多いということなのです。
 「ことばは知っていても、それがなにかを説明するのが難しい」状態について少し説明してみます。
 まず分かりやすいようにあることばを提示します、何でもいいのですが、たとえば「にわとり」にしましょう。このことばを聞いてわからないという人はまずいないと思います。軽度発達障害児の中でも小学生以上の子どもなら、知っている子どもが多いと思われます。それで、通常の子どもと軽度発達障害児との差が出てくるのは、これ以後の部分です。このことばについて連想できることばを挙げさせると、かなりの差が出てくると思います。通常の子どもであるなら、「タマゴを生む、とり、羽がある、足がある、歩く、コケコッコーと鳴く、動物」ぐらいのことばはすぐに出てくるのではないでしょうか。もう少しすすんだ子どもなら、「はと、カラス」などの鳥の仲間や、「ハトやカラスはとぶけど、にわとりは飛ばない」等という子どもも出てくるかもしれません。もっと広い「動物」という観点からのことばも出てくるかもしれません。しかし、軽度発達障害児の場合はどうでしょうか。「にわとり」ということばから、これほどたくさんのことばを連想することができるでしょうか。なかなか難しいというのが実際ではないでしょうか。例えば「たまご、とり」ぐらいのことばが出ればいい方ではないでしょうか。
 こういった状態では、「子どもが にわとりを おいかけました。にわとりは はねを ばたばたさせて、はしって にげまわりました。」といった話を聞いたり読んだりしても、なかなか具体的なイメージがわいてこないのではないでしょうか。そうすると、この話の中から適切な状況は把握できません。例えばこの文のあとで、「にわとりはどう思ったでしょう。」というような問があって、答えられる子どもは少ないと思います。知らないことば、知らない事柄についての理解というものは一般的に見ても低いということがいえますが、その知っていることばが少なければ、理解力もどうしても劣ったものとなることは自明のことでしょう。

 さて、軽度発達障害児のこのような状態から脱出する方法はどういうものがあるのでしょうか。まず第一にいうと、「見る力」を付けるということです。ことばにはそのもの以外のもそれに付随したことばが色々と付いています。これらのことばも、そのものをさすことばと供に記憶しなければなりません。つまりそのことばの持っている様々な付加情報を発見してそれもことばへ変換しなければなりません。それには、発見することが必要となってきます。この「発見」「気づき」のためには対象を漠然とただ「見ているだけ」では達成されません。受動的に対象と接するのではなく、能動的に対象と向き合っていくことが必要なのです。そういった意味でも、前に申し上げた「見る力」は必要不可欠な力なのです。「見る力」は落ち着いて集中するためのレディネスであるばかりではなく、「ことばの力」を付けるためにもその重要なレディネスであるということができます。

 それでその見る力を養いながらことばの力を付けるための指導で使用しているのが、これらのプリントです。


3.考える力
レディネス
 さてことばの問題の所で出しました例の中で、
③言葉は知っていてもそれを説明できない
⑤色々なことを経験してもそれを言葉で表すことができない
⑥感想などを聞くといつも「楽しかった」という紋切り型の答えしか返ってこない。
等の問題とか
筋道の通った話ができない
作文を書けない
文の読み取りができない
等の問題について、考えてみたいと思います。
これらの問題の起こってくる背景にはひとつには2に挙げました「ことばの力」が弱いお子さんの場合にも起こってくることがありますが、しかし、「ことばの力」ついていると思われるお子さんにおいてもこのような状態が出てくることがあります。
 この事が起こってくる最大の要因は「文で考えることができない」ことが考えられます。感情に対して適切なことばが見つからないと、感情を表現することができないことは先ほど申しましたが、ただことばのみでは、相手に的確に伝えることができないことも事実です。また、ことばのみでの表現では、どうしても感情の強いことばにひっぱられて、表現が感情的なものにひっぱられる可能性があります。これは、コミュニケーションに支障をきたすことの要因ともなります。ここではやはり、考えを的確に進めそれを表すことが必要となってきます。
 ではその「考える力」をつけるのには、どう行ったことが必要となってくるのでしょうか。それには次のような力が備わっていることが備わっていることが必要最小限であるといえます。それは
①助詞を的確に使えること
②次に接続詞をうまく使えること
特に、①ができないと全くといっていいほど考えることができません。ですから私は、この事を実現するために、「一行作文」の指導に力を入れています。一行作文とは、まず、主語と述語がしっかりかけていること。そして次にいわゆる5W1Hを使った文が書けていることです。この事ができることで初めて、人間は自分の頭で色々なことを考えることができるようになるのです。
 ところがどうでしょう、軽度発達障害児はこの事ができているとはいいがたいのが現状ではありませんか。最初に例で挙げましたように、相手に伝わるように話すことができない。順序立てて理解しやすい形で話すことができないというのが特徴ではありませんか。こういったことが起こってくるということは、彼らの頭の中でも同じような状態になっていることが考えられます。つまり考え自体が混沌とした状態のなかにいつもあるということがいえると思います。
 さて、軽度発達障害児の「考える力」をここまで考えてきて、彼らのこの能力を引き上げてあげるのには、しっかりとした文で考える力をつけてあげることが必要だと思います。改めていいますが、それにはまず第一に主語、述語がはっきりと意識された状態で使えること、つぎに5W1Hが的確に使われていることが必要です。この2つの指導をしっかりすることで、「考える力」がついてきます。これらの、一番近道で確実な指導として「一行作文」があります。この一行作文で特に力を入れているのが、助詞の使い方をマスターするということです。もちろん、動詞や形容詞、形容動詞などはそれぞれあるべき場所が決まっているのですが、問題は名詞です。名詞はそのあとにつく助詞によって役割が変わってきます。ですからこの助詞の働きをしっかり抑えた指導が必要となってきます。